北京へ
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線路はどこまでも続いている。友達はそのままロシアへ、そして私は北京へ戻る。
帰りの列車は一番良い「デラックス」しか空いていなくて(1万円強)、それを予約。行きは1部屋4人だったが、ここは2人用。紅茶、お湯が入った魔法瓶、タオル、ランチがついている。トイレには石鹸もティッシュもあるし、窓がきれいに磨いてあるので景色がよく見える。
これから北京まで1,551キロの旅だ。朝8:05にモンゴルを出発して、北京へ着くのは翌日の14:30。
さよならモンゴル。

列車の廊下 デラックスの部屋
カラコルムからウランバートルへ
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カラコルムは特に何があるというわけではないけど、景色が素晴らしかった。満天の星は寒さを忘れさせ、ずーっと見ていたくなる。北斗七星が近くいのには驚いた。あんなに大きな北斗七星は見たことがない。
これから冬に入るカラコルム、一体どんな表情になるのだろう。
モンゴルの食べ物
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モンゴル人がよく食べるものに「ボーツ」がある。朝でも昼でも食べている姿をよく見かける。一見、水餃子のようなものだけど、手の平にずっしりと乗るサイズ。
1食1食、1枚1枚皮を作る。
小麦粉に白湯を入れ、こねたもの。
ニンニクや羊肉、モツなどを入れて包む。
具はたっぷり!
そのまま茹でて食べてもいいけど、ミルク茶で米を炊いた中に入れると「バンシ」という料理になる。
ミルク茶の甘い香りと塩のしょっぱさが体をポカポカと温める。
でも、お肉は羊臭さがあり、好き嫌いが分かれるかも。

ゲルの中でミルク茶を作る。 保存食のチーズ。
親戚のゲルを訪ねて
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イッヘが知り合いの親戚の家に行かないかと誘ってきた。もちろんガイド料は払わないといけないけど、草原で暮らす人の生活を見たかったので、お願いした。
道があってないようなものなので、ゲルを目指して真っ直ぐ走る。
ゲルに到着。
なんとパラボラアンテナとソーラーシステムが!
ゲルには羊毛(フェルト)が挟まっているので、中はとても温かい。
広々としていて、ベッドが3台、食器棚、タンス、暖炉がある。
屋根には牛乳で作ったチーズが干してある。
以前は羊のミルクで作っていたが、今はほとんど牛乳とか。
それでもかなりクセが強い。
そして硬い。
何十頭と馬を飼っていて、2時間おきに乳絞りをする。子馬を母馬のところに連れて行き、少しお乳を飲ます。そうするとお乳がよく出るので、そこで子馬をよけ、乳を搾る。
それを蒸留させて、「アルク」という透明なお酒を作る。絞った後、1日置いて飲むとか。
少し酸味があり、羊臭さのようなものがあった。
きっと家庭によっても味が違うのだろう。
牛が1頭500ドル、馬200ドル、羊50ドル、ヤギ25ドルで
売れるとか。
カラコルムの景色
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カラコルムは13世紀にモンゴル帝国の首都があったところ。
だけど今はエルデニ・ズー寺院があるだけで、町はどこか閑散としている。
でも景色は息をのむよう。地球だぁ!
←カラコルムの山から見た景色。

学校から帰る子どもたち。町中。 冬は寒さが厳しいのか、家の周りにはトタンの壁↑

水汲みに行く兄弟たち。 薪拾いに行く兄妹。

羊の世話をするハイジ 馬ではなくバイクに乗る人が増えてきた。

羊使い エルデニ・ズー寺院にいた僧たち
カラコルム(Хархорин)へ
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昨日の午後、ウランバートルから西へ400キロのカラコルムへ向かった。途中の景色は素晴らしかったけど、ミニバスにとにかくつめるだけ人が乗っていたので7時間の旅は苦痛に近かった。そしてカラコルムへ着いた時は辺りは真っ暗! ひゅ〜るり〜と冷たい風が吹き、がら〜んとしている。とりあえず連れて行かれた宿に入るが、ヒーターがない! 宿の人は親切でお湯をくれたり、コップを貸してくれたりするけど、寒さが身にしみる。持って行った湯たんぽにお湯を入れて寝るが、明け方寒くて目が覚めた。カーテンを開けて外を見ると、どんよりした景色で小雨が降っている。長旅で埃だらけになった体を毛布にくるみ、縮こまっているのが精一杯。虚しくなってくる。窓が2重になっている。冬になると−40度にもなるとか!!

ゲルに泊まりたかったので、調べてあったMunksuuri ゲストハウスへ移動する。旅行のベストシーズンが過ぎたのでお客はほとんどいない。広々としたゲルの中にはベッドと暖炉があり、外にはお湯シャワーもあるという。ご飯もついている。温かいものがあるのを知ると、少し元気になってくる。
But! ゲストハウスのイッヘさんはなんと半袖!!
私が4枚も5枚も着ているのに、ちょっと日差しが出ると半袖だ。
食べている物が違うのだろうか。
慣れだろうか。
真冬の−40度に比べたらまだまだ常夏なのかもしれない。
Oh my god!!
夜はホーミー歌手(?)をゲルに招いてのショーがあった。ホーミーはモンゴル独特の喉歌。喉、胸、鼻、口を使って声を出すそうで、その不思議な音と節を聴いていると、魂がモンゴルの草原を駆け抜けていくようだ。
お湯シャワーで汚れを落とし、温かいものを食べ、暖炉で薪を燃やし、ホーミーも聴いたので、今夜はぐっすり眠れそうだ。
ガンダン寺(Gandantegchenling)へ
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1日中、宿でゴロゴロして昨日の疲れをとる。そして夕方、市内のGandantegchenling寺(ガンダン寺)へ行った。チベット仏教寺院だ。建物の中には、高さ約26mの開眼観音像があり、その周りには数百体像が並べられ、圧倒させられる。
境内にはカラフルな布が巻かれた柱があって、人々が何か顔を近づけていたので見に行ってみた。柱には小さな穴があちこちにあいていて、そこに指を入れながら柱の周りを回っている。そして大きな割れ目があるところへ来ると、そこに向かって何かささやくのだ。願い事をしているのだろうか。
願いが叶うといいね。
マニ車(ぐるま)を回す(遊ぶ?)子どもたち。
右回りに回転させる。
1度回すと、1度お経を読んだのと同じ功徳がある。
子どもたちはキャッキャいいながら何度も回していたけど、
結局、徳をつまずに怒られていた。
空が本当にきれい。
Zuunmod の草原を歩く
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同じ宿のイギリス人、クリスがZuunmod という町へ行くというので一緒に行くことにした。ウランバートルの町から46キロ、ミニバスで1時間弱。
Zuunmodの町を歩きながら山のほうへ向かう。外は4枚ほど重ね着する寒さだけど、日差しは強く、空がまぶしい。乾燥した空気と温度のせいか太陽の光が美しく、建物や洗濯物に反射するときれいな色
を生み出し、すべてが絵になる。
皆それぞれ好きな場所で写真を撮りながら草原に向かって歩く。クリスはフランス在住のカメラマンで、大型カメラを持っている。
草原は雄大な景色。子どもたちが小川で寒い寒いといいながら遊んだり、相撲をとったり、女性が水汲みに来ていたり……。遠くにはゲルがあり、馬で移動している人がいる。私がイメージしていた「モンゴル」の世界がそこにある。
目指すのは、5キロ先のManzshir Khiid そこに1733年に建設されたお寺があるという。たぶん「あっち」だろうという方向を目指して丘を登り下りしながらひたすら歩く。クリスは普段からアウトドアライフを楽しんでいるらしく、細い体で重い大型カメラを持ってスタスタと歩く。その後ろを私、友達がゆっくりと続く。3人がそれぞれのペースで歩いて距離があいても、隠れるところがないので迷子になることはない。
5キロ以上は軽く歩いたと思う。足は疲れるものの、真っ青な空や雄大な景色を見ていると、いくらでも歩ける気になってくる。地球と対面したような気分になってくる。どんどん先へ先へと進みたくなる。歩くのが楽しくてしかたない。
←学校帰りのおめかしした少年たち。
特別な日だったのだろうか。
といっても、帰りはさすがに疲れて、通りすがりの車に町まで乗せてもらった。モンゴルの車はすべてがタクシーと聞いた通り、どの車でも交渉が成立すれば乗せてくれるから便利だ。
←町の広場で遊ぶ少女たち。
白鵬の大きなポスターが所々にある。
ウランバートルに到着!
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夜中、砂が窓から舞い込み、列車の中が真っ白になった。服もカバンもすべて砂まみれ、髪の毛はバリバリ。外は真っ暗で何も見えないが、ゴビ砂漠だろうか…なんて思いながら眠りにつく。
そして朝8時ごろ目が覚めたら景色は枯葉色。ラクダが歩いていたり、羊飼いがいたり、もう別世界だ。
モンゴルの首都、ウランバートルへ着いたのは午後1時。外は抜けるような青空。ひんやり空気が冷たい。女性はすらっと高く、髪の毛は少し茶色で皮膚は白い。目が茶色く、細めで猫のよう。女性はロシア人に近い印象を受けるが、男性はがっしりしていて、顔はどちらかというと韓国人に似ている。
宿泊したゲストハウスはとても清潔で暖かい。モンゴルの夏は短く、10月にもなるとかなり冷え込むと聞いたので不安だったが、セントラルヒーティングが完備してあり、半そででも暑いぐらいだ。オーナーのザイアさんは流暢な英語でいろいろな情報を教えてくれた。モンゴルは失業率が
40%だから、街を歩く時は十分気をつけなさいとも言われた。かなり旅行者がスリにあっているらしい。私たちも駅からゲストハウスへ行くタクシーで早速ぼられていたし……。
街を散策しながらランチをとった。人の料理を見ながら身振り手振りで、羊と野菜を炒めたもの、羊のカレー、ミルク茶を注文。
出てきた量にびっくり! どれもこれも大盛りだ。そんなに羊臭さがなくおいしかったが、とにかくボリュームがすごくて食べきれない。前に座っている女性は山のような焼きそばを食べていた。モンゴル人の食べる量は欧米人なみ。どこかでまだ日本人と近い人種という思い込みがあり、1つ1つにカルチャーショックを感じてしまう。

北京からモンゴルへ!
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実は今回の旅の目的は北京からモンゴルまで列車で行くこと。友達と北京で落ち合って、一緒にモンゴルまで向かった。
列車は朝7:40に出発。2段ベッドの4人部屋。とても清潔。列車は万里の長城を過ぎ、ゆっくりゆっく〜り進んでいく。タイの列車と同じで、車とどちらの速度が速いか?と思えるような旅だ。本を読んだり、友達とおしゃべりしたり、昼寝したりしても、まだまだ時間はたっぷりある。
夜、Erlienという国境の町に着いた。そこでモンゴルのレールと列車のタイヤの幅を合わすため2、3時間ストップ。倉庫のようなところに列車を入れ、車体を1台ずつ持ち上げてタイヤを替えていく。
国境は下りなくても、イミグレの係官が部屋に回ってきてスタンプを押してくれる。中国側でもモンゴル側でも同じで、とても便利な仕組みだ。
ちゃんと掃除もしてくれる。熱湯もあるので、コップを持っていけば、お茶やインスタントコーヒーが飲める。インスタントラーメンを持っていくといいかも。お弁当はついているけど、味が……。




