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ピーの仕業

Filed under 考え方・迷信など

2008 11 01 Sat

ワーン、ワーン、ワァーーーーーーーーーーン!!
草木も眠る丑三つ時、子どもの大きな声が闇を突き破った。
2軒先の家から聞こえてくる。
まただ。
ここのところ毎晩、皆が寝静まった頃に
その家から子どもの泣き声が聞こえるのだ。
体調が悪いのか悪夢を見たのかわからないけど、
昨晩はまったく泣きやまなかった。
ただ泣くというより、泣き叫ぶという感じだ。
力を振り絞って泣く声に、
変な想像が頭をよぎって目がさめてしまった。
幼児虐待?

いやいや、そんなことはない。
その家は晩婚で数年前ここにマイホームを建てた。
子どもが欲しいけどなかなかできず、
あの手この手で治療をしてやっとの思いで妊娠し、
高齢出産で2年前に念願の子どもを授かったのだ。
虐待するわけがない。
私も何度か会ったことがあるけど、そんな人ではない。
ならばご夫婦が出張中でお手伝いさんが子どもをいじめている?
いやいや、それもありえない。
そんなことをしたらすぐばれるし、彼女たちはいつもよく面倒をみている。
ならば何?
ピー?

私はすっかり目がさめてしまい、眠れなくなった。
子どもはずっと泣き叫んでいる。

翌朝、友達とお母さんにそのことを話すと、2人も泣き声が聞こえたらしく、
「あれはピーだね」
とすぐ答えた。
ピーとは霊のことだ。
悪い霊が悪さをしているそうだ。
都会に住む人たちはあまり信じないかもしれないけど、
田舎ではまだまだピーの存在を信じている。
生まれた子どもはあちらの世界に引っ張られることがあるから、
外出する時はお鍋の底に付いた煤(すす)をおでこにつけて
「この子はもう持ち主がいますよ」
とピーに教えて事故などに遭うのを防ぐという。

だからタイ人が本名でなくあだ名で呼び合うのも
ピー除けだと本で読んだことがある。
違う名前を付けてピーの目をごまかすのだ。
あと、ムー(豚)、猫(メオ)など動物の名前を付けて
「この子は人間の子どもでありませんよ」と騙したり、
「なんて憎たらしい子」とわざと反対のことを言って、
ピーが興味を持たないようにしたりするのだ。
(もっとも今は医療の進歩とともにそういう考えもなくなりつつあるが。)

「外へ行く時は額に煤をつければいいけど、家にいる時はどうすればいいの?」
私が聞くと、
「特別な力がある人に呪文を言ってもらいながら米をまくといい」
という。
ちょうど節分の「鬼はー外ー!」という要領だ。

そんな話を詳しく教えてくれる友達の家だったらすぐそうしているだろう。
彼女の甥っ子が体調を崩した時は
祖父母が田舎に戻っていろいろな儀式をしていたようだから。
でも、その家の人は都会っ子、奥さんは病院関係の人だから
そういうのを「迷信」ととるかもしれない。
いずれにしても、早く男の子を悪夢から解放させてあげたい。



  1. 2008/11/01(土) |
  2. 考え方・迷信など
  3. | trackback:0
  4. | comment:4


コメント

「もしやピーの仕業?」とひらめいたマリさんがすごい・・・。タイ人だ。←もちろん褒め言葉!
  1. 2008/11/02(日) 22:20 |
  2. URL |
  3. ぽ #TY.N/4k.
  4. [ 編集]

私そういうのすぐ信じちゃうからねー。
前のジャオティーに起こされるというのもそうだねー。
  1. 2008/11/02(日) 23:08 |
  2. URL |
  3. mari #-
  4. [ 編集]

子供の夜鳴きだったら宇津救命丸(古っ)が頭に浮かびましたw

霊除けで子供をわざと変な名前で呼ぶというのはロシアやベトナムでもあったそうですがタイでもそうなんですね
  1. 2008/11/05(水) 22:42 |
  2. URL |
  3. ペコ #XK6mJgv.
  4. [ 編集]

「夜泣き・かんむしの宇津救命丸」、チェックしてしまいました(!)。
「かんむし」という言葉、初めて聞きました。
ロシアやベトナムでもあるのですね。
世界の慣習みたいなのを調べると面白そうですね。
  1. 2008/11/06(木) 09:15 |
  2. URL |
  3. mari #-
  4. [ 編集]

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